最近、黒板の字が見えない、向こうからくる友達の顔が見えない…。
スマホやパソコンの普及で目を酷使している現代、視力が下がっている人も増加しています。
そんな時、あなたは眼鏡派?コンタクト派?
この記事では高校生がコンタクトはまだ早い?メリットはどんなところについて深掘りしていきましょう。
コンタクトを使用している割合は?
こんなデータがあります。
視力矯正が必要な人の割合は、小3は8.4%ですが、小4になると25%、小5で33%、小6は38%と小4から急増。
小6のコンタクト使用者は、わずか3%です。
中学生は、中1で50%、うちコンタクト使用者は9%、中2は、55%で、うち18%、中3は、63%で同じく18%がコンタクト使用者となります。
すでに6割以上の人が視力矯正を必要としているのですね。
さて、高校生は?高1で68%のうち32%が、高2は、70%のうち40%が、高3は、67%のうち45%の人がコンタクトを使っているそうです。
もはや高校生の7割は眼鏡かコンタクト使用者となっているのです。

コンタクトデビューはいつ?
上記データからだと、高校生からコンタクト利用者はぐっと増えます。
コンタクトを使い始める時期は、多い順から高1、中1、中2、中3、高2の順となっており、新生活のスタートがきっかけでコンタクトデビューする人が多いことがわかります。
コンタクトはいつから使えるの?
眼科の先生によると、使えるようになるのは、自分で手入れができる中学生くらいからだそうです。
小学生でもしっかりしていればOKということ。となると、高校生からの使用は決して早すぎることはないと言えます。
コンタクトのメリット、デメリット
コンタクトは、眼鏡と違い、直接瞳に乗せるため、視力の調整がしやすく、度が強い人ほどその効果を発揮します。
見え方も自然で、視界も広く快適です。
何より、顔の印象が変わらず視力矯正ができることが最大のメリット。
カラーコンタクトに至っては、瞳を大きく見せるなど美容的効果も期待できます。
一方、デメリットとしては、間違った使い方をしたり、目に合わないレンズを使ったりすると支障が出るということがあげられます。
ドライアイや角膜炎、結膜炎を患い、最悪の場合、失明の危険性まであるのです。
ちなみに、ハードレンズは、異物が入ると痛みを感じるので、その分、目の異常に気づきやすく重症化しにくいけれど、ソフトレンズは、ずれにくく、外れにくいが、ちょっとごみが入ってもそれほど痛くないため、異常に気付きにくいという欠点があります。
コンタクトを使う目にも寿命がある!?
最近のコンタクトは酸素透過率、保水率が改善されたといっても、目にとってはあくまで異物。
コンタクトをしていると、角膜の細胞(角膜内皮細胞)が酸素不足で徐々に減って(死んで)いきます。
死んだ細胞は再生しないので減る一方。つまり寿命があるということです。
この細胞が少なくなりすぎると、レーシック手術や白内障の手術が受けられなくなることもあるそうです。
眼科に行くと、コンタクトより眼鏡を勧められ、コンタクトなら、できればハードを、と医者に勧められることが多いです。
そういえば、眼科の先生って、眼鏡の人がほとんどだと思いませんか?
まとめ
ここまで高校生がコンタクトはまだ早い?メリットはどんなところについてお話してきました。
コンタクトの使用は、高校生なら早すぎることはないけれど、できればスタートは遅ければ遅いほうがいいと言えるでしょう。
どうしてもコンタクトにしたいというなら、まずは眼科を受診して、自分に合ったコンタクトを処方してもらうこと、使用法はきちんと守ること、定期受診すること、そして、帰宅したら、即、眼鏡に替えるなど、できるだけコンタクトの使用時間を短くすることがポイントです。
目、特に角膜は傷つけたら治療は大変です。
最悪の事態にならないためにも、コンタクトは正しい使い方をしてくださいね。


