部活動を辞めたい理由は色々あるでしょう。勉強との両立が難しい。他にしたいことがある。趣味をする時間が取れない。
あるいは部活の友達との人間関係や顧問のやり方が気に入らない。ただ、しんどくなった。など事情は色々です。

ハッキリといえば部活を辞めることは入部と同じく当然の権利であり、理屈を通すまでもなく辞める権利はあるのです。
しかし、周りの人の多くは辞めない方が良いと考えています。同じ部の友達や先生は辞めないで欲しいと願っています。
辞めたいと相談すれば、辞めなくても済む方法、勉強方法や時間の作り方。人間関係の改善などあらゆる方法で続けられるように努力してくれる人はたくさんいます。
部活を辞めにくい理由とは
部活を辞めにくい理由のひとつには、そういう本気で自分のためを思って辞めない方がよいと言ってくれている人のことを裏切ってしまう気がするからです。
部活を辞めたから部員から冷たい目で見られるとか、友達付き合いがなくなるということは実はあまりありません。もしも、そんなことがあったとしたら、部活があったので友達のようにふるまっていただけでホントの友達ではなかったという事でしょう。
むしろ、友達をなくすケースでは、部活を辞めた側が後ろめたくて友達との距離を置くようになって離れてしまうケースが圧倒的に多いのです。
つまり、部活を辞めるには自分も周りも納得することが望ましいということが分かってもらえたでしょうか?自分も周りも納得する辞め方とはどんな方法でしょうか?
なぜ辞めなくてはいけないか?辞めたら何ができるかを明確にする
辞める理由は出来るだけ明確な方がよいですね。部活に使っていた時間を辞めた後、何に使いたいかを明確にすることです。
受験や資格試験など将来に役立つことに使う、というのはとても説得力があります。やりたいことが他にあるならば、その情熱を示すことも大切です。
そして、具体的な目標設定をした方が良いです。勉強であれば、試験でクラスの何番以内に入りたい。とか、免許や資格を取るとか、コンクールや大会に出るというようなことです。
目標があってそれを達成するために時間が足りないということを理解してもらえれば逆に応援してくれるはずです。
相手の提案を受け入れて一度続ける努力してみる
部活を辞めない方がよいと考える人は、続けるための方法としていくつか提案をしてくることが多いです。
特に、本当に部活を続けたほうが絶対に良いと思ってくれる人ならば必ず代替の提案をしてくれるでしょう。
まずは両立できるかどうか挑戦をしてみるという姿勢が大切だと思います。やりたいことがあるといいながら何もしないんだなぁと思われないように頑張ってみてください。
二週間でも一か月でもいいんです。それでもやっぱり無理だったとわかれば納得してくれるのではないかと思います。
貴重な高校生生活ですから、あなたが決断した部活を辞めるという選択はとても大事です。周りも自分も納得して辞めることが他の事を頑張れる力にも変わります。だから後悔の残らない辞め方をして欲しいものです。